ページの先頭です

ページ内を移動するためのリンク
本文へ (c)

ここから本文です。

がんについて知りたい子どもたちへ

小学生のみなさんへ

がんってなあに?

がんってなんだろう

わたしたちのからだは、たくさんの さい ぼうでできている。からだの さい ぼうは 毎日 まいにち ぶんれつして、 ふる さい ぼうが あたら しい さい ぼうに、いれかわっているよ。

だからケガをした とき 何日 なんにち かするとなおるんだね。

がんも さい ぼうからできているけれど、けんこうな さい ぼうとは、ちがうところがあるんだ。

がんってなんだろうからだ

たとえば、

  • かずがふえるのがはやいから、おおきくなるのもはやい。
  • けんこうなさいぼうが、はたらくのをじゃまする。
  • けんこうなからだの、じゃまをする。
がんってなんだろう細ぼう

がんはうつらない

がんは、かぜみたいにはうつらないんだよ。

だから、

  • いっしょのへやにいても、だいじょうぶ。
  • いっしょのものをべでも、だいじょうぶ。
がんはうつらない

がんさいぼうのなぞ

けんこうなからだに、どうしてがんさいぼうができるのか、わからないことが、まだたくさんあるんだ。

だから、病気びょうきの人がもっとよくなるように、お医者いしゃさんたちや研究者けんきゅうしゃたちは、いま勉強べんきょうしているよ。

がんはうつらない

がんになったのはだれのせいでもない

かあさんやおとうさん、みんなのきょうだいが、がんになってしまったのは、みんなのせいではない。

  • みんなが心配しんぱいをかけたり、うことをかなかったから、がんになったんじゃないよ。
  • いなくなれとおもったから、がんになったんじゃない。

だれのせいでもないってことを、おぼえていてね。

がんになったのはだれのせいでもない

きもちをはなしてみよう

かあさんやおとうさん、みんなのきょうだいが、がんになったとって、かなしくなったり、わからないことがたくさんあって、心配しんぱい じゃないかな。

そんなときは、ひとりでがまんしないで、おかあさんやおとうさん、お医者いしゃさんやかんごしさんに、みんなのおもっていることを、はなしてみたら、きもちがすこし、すっとするかもしれないよ。

きもちをはなしてみよう

がんをやっつけるちりょうって?

がんをやっつけるちりょうのこと

がんをやっつけるには、いろいろなちりょうがあるけれど、ここでは、3つのちりょうをしょうかいするよ。

1.しゅじゅつ(手術しゅじゅつ

ますいというおくすりで、ねむっているあいだに、ひふをって、がんをとりすよ。

  • ねむっているから、しゅじゅつのあいだはいたくない。
  • しゅじゅつのあとは、ったところがわかる。
しゅじゅつ

2.ほうしゃせんちりょう(放射ほうしゃせん治療ちりょう

からだのそとから、がんがあるところに、ほうしゃせんという、えないでんぱみたいなものをあてる。

  • ほうしゃせんはいたくない。
  • ほうしゃせんちりょうしつ(放射線治療室)という、とくべつな部屋へやでちりょうするんだ。
  • ちりょうのあと、ほうしゃせんがあたったところが、あかくなることがあるよ。
ほうしゃせんちりょう

3.こうがんざい(こうがんざい

がんをやっつけるおくすりの、ちりょうのことだよ。

  • おくすりのしゅるいによって、のんだり、ちゅうしゃしたり、びょういんでてんてきをしたりする。
こうがんざい

ふくさようってなんだろう

ちりょうをするときは、ひふをってしゅじゅつをしたり、つよいおくすりを使つかうから、けんこうなからだにわるさをすることがある。これを「ふくさよう」というよ。

できるだけ「ふくさよう」がないように、ちりょうするけれど、どうしてもふくさようが、おきてしまうことがあるんだ。

ふくさようってなんだろう

ふくさようってどうなるの?

ふくさようはちりょうによって、ひとによってちがうけれど、たとえば、こんなことがおきるとわれているよ。

  • あまりべたくなくなる。
  • はきけがしたり、もどしてしまう。
  • かみのがぬける。
  • あし がしびれる。
  • つかれやすくなる。
  • かぜをひいたり、ねつをしたりしやすくなる。
  • きもちが、つらくなることもある。
  • いらいらして、おこりっぽくなる。
  • なみだがてくる。
ふくさようってどうなるの?

ちりょうちゅうは、いっしょにおふろにはいれなかったり、いっしょにできないあそびも、あったりするよ。

それはちりょうや、ふくさようのためだから、みんなをきらいになったのではないんだって、おぼえていてね。

かんわケアってなんだろう

びょうきやちりょうでおこる、からだのいたみや、きもちのつらさをらくにするために、かんわケアがあるよ。

  • 医者いしゃさんやかんごしさん、やくざいしさんなど、みんなでちからをあわせて、かんわケアをしているよ。
  • からだのいたみや、きもちのつらさがあるときは、がまんせずに、そうだんするのが大切たいせつ

ちりょうのはじめから、どんなときもかんわケアはうけられるし、びょうきのひとも、
びょうきのひとのかぞくもうけられる。

きもちがつらいときは、びょういんでそうだんしてね。

かんわケアってなんだろう

みんなにっておいてほしいこと

1. がんはかぜみたいに、うつらない。

2. がんになったのは、だれのせいでもない。

3. みんなにもできることがある。

みんなにもできることって、なんだろう?

たとえばこんなこと、みんなもできるんじゃないかな。

  • なにか、いえのおてつだいをする。
    せんたくものをたたむ、じぶんの部屋へやをそうじする。
    かんたんなこと、できることでいいよ。
  • いえにかえったら、あらいうがいをする。
    かぜをひかないように、をつけるのもだいじ。
  • ただ、しずかにそばにいてあげる。
    ぐあいがわるいと、ゆっくりねむりたかったりするよね。
  • ちいさなプレゼントをする。
    手紙てがみ、おりがみのさくひんもプレゼントできる。
  • いままでとおなじように、げんきに学校がっこうにいく。
    そうだんにのって、みんなのちからになったり、たのしかったはなしをきくことは、びょうきでもけんこうでも、とてもうれしい。
みんなにもできることって、なんだろう?

なにができるか、わからないときには、おとなにそうだんしてみよう。

かあさんやおとうさん、みんなのしんせきのひとや、学校がっこうやほけんしつの先生せんせい、お医者いしゃさんやかんごしさんに、そうだんしてもいいよ。

そうだんしてみよう

きもちをはなしてみよう

がんをやっつけるために、ちりょうをしていると、わからないことが、たくさんおきたり、おかあさんやおとうさんが、みんなといられないことや、したいことやすきなことが、できないときもあるよね。

  • かあさんやおとうさんに、なやみやぎもんをはなしたら、きもちがすこし、らくになるかもしれないよ。
  • かあさんやおとうさんに、なかなかはなせないときは、しんせきのひとや、学校がっこうやほけんしつの先生せんせい、お医者いしゃさんやかんごしさんに、そうだんしてみるのはどうかな。

つらいときやかなしいとき、ぎもんがあるときは、ひとりで、なやまないでいいんだよ。

きもちを話してみよう

学校がっこうでのこと

かあさんやおとうさんは、びょうきのことを、学校がっこう先生せんせいに、れんらくするかもしれない。

  • びょうきのことを、おともだちにはなしたくないときは、おかあさんやおとうさん、学校がっこう先生せんせいやほけんしつの先生せんせいに、そのきもちを、いってもいいんだよ。

もしおともだちに、びょうきのはなしをしたいときは、まずおかあさんやおとうさんに、そうだんしてみよう。

  • どんなふうにはなしをしてほしいかとか、おかあさんやおとうさんの、気持きもちもきいてみてね。

気持きもちをきいてもらえるって、うれしいことだから。

学校でのこと